DM道場とは、お客様と船場印刷が、ダイレクトメールについて、いっしょに考え新しいことにチャレンジしていくページです。
ハガキ料金でも、印刷面積は2倍
DMをハガキで送るのは印刷できる面積が限られる。しかし、封書で送ると郵便料金がかかる。
ハガキより多い面積に印刷できて、ハガキの料金で送ることができないか。それを可能にしたのが、圧着式DMハガキである。
よく公共料金の請求書や携帯電話の利用料金の明細書に使われているもので、二つ折り(または三つ折)に貼り合わせてあり、剥がすと再び貼ることができないようになっている。これだと2〜3倍の印刷面積を持つ。
さらに、中身が見えないので、受取人の興味をそそる。また、剥がすだけなので開けやすく、高い開封率が期待できる。
送付するときはハガキなので、当然料金は同じだ。しかも、宛名を直印刷できるので、宛名ラベルは不要でコスト軽減ができる。
DMの用途に合わせて種類を選ぶ
圧着式DMハガキは展開の仕方によって4つの種類がある。
最もよく使われているのが、往復はがきを貼り合わせたようなタイプの「V型」。情報量はハガキの2倍で、様々なDMに利用されている。
同じく二つ折りタイプだが、ハガキの片方半分を折る「L型」は、用紙のカットサイズが短いため、ローコストで作成できる点がメリットだ。
観音開きのように三つ折りにした「G型」は、返信用のハガキを挟み込むことができ、通信販売の注文書にも利用されている。
そして、両サイドから三つ折りにした「Z型」は情報面を6面まで利用可能で多くの情報を印刷できる。さらに、開封率が高く効果も期待できる。
また、圧着加工にも種類がある。
よく使われている「フィルム圧着」は耐水性、耐熱性、耐寒性に優れ、品質が長時間安定する。
「UVニス圧着」は、紫外線により硬化するニスを使い圧着するので、加工はフィルム圧着より短時間で、安くできる。
ハガキの種類と加工方法をそれぞれの特性を見極めて、DMの目的に合わせて選ぶことが重要だ。
【折り圧着加工例】 | ||
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二つ折り(V型) | 情報量は2倍。最もポピュラーなタイプで、幅広く利用されている。 |
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二つ折り(L型) | ハガキの半分をシークレット加工。用紙のカットが短いためローコストで可能。 |
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三つ折り(G型) | 観音開きタイプで、通販の注文書にも利用されている。 |
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三つ折り(Z型) | 6面まで利用可能で、情報量が最大。開封率も高く、抜群の効果が期待できる。 |